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登録建築家

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横河 健 /ヨコガワ ケン

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出身:東京

建築家

武蔵野美術大学建築学科客員教授

 

日本建築家協会 (JIA) 会員

日本建築学会(AIJ) 会員

慶応義塾特選塾員

 

PERSONAL HISTORY

1970 ワシントン州立大学交換留学生

1972 日本大学芸術学部卒業

1972 黒川雅之建築設計事務所

1976 設計事務所クレヨン&アソシエイツ設立

1982 株式会社横河設計工房

2001 日本大学芸術学部兼担講師(-2013)

     日本大学研究所教授(-2003)

2003 日本大学理工学部建築学科教授(-2013)

2004 JIA日本建築家協会副会長(-2006)

2008 日本建築学会代議員(-2009)

2009 東京大学大学院非常勤講師(-2011)

2014 日本大学理工学部建築学科特任教授(-2015)
2016 武蔵野美術大学建築学科客員教授

 

PRIZES

1989 東京建築賞/都市計画局長賞(警視庁日比谷公園前派出所

1995 (仮称)環境科学国際センター設計競技 最優秀賞(CESS/埼玉県環境科学国際センター

1999 日本建築士連合会奨励賞

1999 日本建築学会賞作品賞(C.T.O GLASS HOUSE

1999 ベネディクタス賞特別賞(C.T.O GLASS HOUSE

1999 21世紀のソファ・デザインコンペ優秀賞

2000 平成の二畳台目・茶室コンペ優秀賞

2000 グッドデザイン賞(CESS/埼玉県環境科学国際センター

2001 BCS賞(CESS/埼玉県環境科学国際センター

2002 JIA日本建築家協会環境建築賞(CESS/埼玉県環境科学国際センター

2002 日本建築学会作品選奨(CESS/埼玉県環境科学国際センター

2003 日本建築学会作品選奨(武蔵野市立0123はらっぱ

2004 JIA日本建築家協会25年賞

2006 CSデザイン賞大賞

2006 MYCOMオフィスアワード大賞(THE TERRACE

2011 JIA日本建築家協会協会賞(杉浦別邸 多面体・岐阜ひるがの

2012 第19回千葉県建築文化賞

2013 第6回横浜・人・まち・デザイン賞 まちなみ景観部門(THE TERRACE

2013 第25回栃木県マロニエ建築優良賞(早坂邸・那須塩原の多面体

 

BOOKS

2012 「KEN YOKOGAWA landscape and houses」

Works

THE TWIST

THE TWIST は小さな賃貸・集合住宅 + 1FとB1がアトリエです。(仲町台アトリエから移転)
代々木という都心部にありながら多くの緑が継承されてきた敷地で、その大切な緑を残すためにフットプリントを小さく計画しました。
実施設計で2階では残したい紅葉の枝を避けるため西に、また最上階の4階では日陰規制を避けるため東に、それぞれ建物を振ってあります・・・そのねじれた姿ゆえTHE TWISTと呼んでいます。

 

弘中邸 多面体・東京

多面体は屋根の構造として建築の内部空間を柔らかく包むために生まれたものだが、包まれ感は、やがてどんどん丸くなって宇宙船のようになってしまった……究極の多面体と言えるかも知れない。
東京の住宅地にある敷地は、三角形をしていた。その三角形の一辺が道路に面していて、敷地は道路面から2mほど上がっている。つまり、道路側は擁壁になっていたので、私はその土地のあるがままの状態に戻し、そっと多面体の構築物が空から降りてくることを構想した。シルバーグレーに輝いた多面体は、緑の台地にそっと舞い降りたのだ。
多面体の中はお茶室と絵を描くためのアトリエが設置されていて、小さい面積ながら無限大の広がりを持つ不思議な空間となった。お茶室は時にゲストルームとして客人の宿泊にも供される。……多面体は住宅にとっての特別な空間である。
台地の下に生活要素のすべてが設計されていて、多面体とはエレベーターで直結している。日常的には台地の下で生活は完結しているが、多面体へは特別な時の茶事や日常の喧噪から離れたい時に訪れる異空間である。

 

八丁堀・櫻庵

都心から遠く離れて暮らすより、狭い土地でも容積を利用しながら都心にいて空高く住む、できれば前面道路の桜を愛でたい。それがクライアントの見つけた答えだった。
敷地は八丁堀、車が1台ようやく停まれるほどの狭さだった。
この建築は5層のスキップフロアにそれぞれの役割を持たせていて、最上階を寝室、同じ階にバスルームを配したが、バスタブは短手から入り、階段踊り場に跳ね出した。
地上2層目を主室(リビング・ダイニング・キッチン)として約8mの吹き抜け空間を確保した。その吹き抜けの中間階つまり3層目には「畳ステージ」を用意して桜並木の枝ぶりレベルと合わせ、ようやく約束通りに「花見で一杯」の夢が実現したのだ。

早坂邸・那須塩原の多面体

那須塩原市内の新興住宅地の端に位置しながらも、周辺より小高く、鬱蒼とした雑木林を目前とするといった特徴的な環境を持ち備えた敷地で、既存環境との対話を丁寧に読み解きながらデザインした住宅である。
高さ約4.5m、全長26mの一見住宅のヴォリュームとは思えない建築は、緑の杜へのゲートであり、多面体の屋根は背景となる那須岳や雑木林と調和しながらも内部に自然光の陰影に包まれた優しい空間を享受する。
主体構造は木造一部RC造及びS造を採用したハイブリッド構造で、複雑な屋根架構は木造立体トラスに仕口・継手を特注金物により補強することで解いている。
内部空間の構成は立体的なスキップフロアとなり、居場所によって緑濃い杜と様々な関係を感じとることができるが、そんな多様性を包み込む多面体の天井により、ひとつ屋根の一体空間となっている。
外構もまた季節毎に彩る植栽を気候に配慮しながら慎重に選定し配置した。地場産材である芦野石の特性を活かした屋外階段や敷石など、建築のみならず敷地を越えた既存環境との連続を意識したランドスケープデザインとなっている。

東京下町・回遊住宅

明−暗−明のコントラストがこの家の主題である。
この建築の回遊空間を通して生まれる家族の動きは、単調にならず、より変化に富んだ生活を生み出すとの思いを込めた。空に抜けた中庭(屋外ヴォイド空間)を中心として、まさに生活が回り巡るように意図したものである。
明るい日射しを受ける中庭を囲むように、ロの字を描いて連続した一室空間がこの家の主室である。人が集まるという本来の主室は、両親の住むもうひとつの庭とつながり、庭−室−庭、つまり、明−暗−明の連続が住む人の動きと重なるのだ。
この建築には見知らぬものにとっても拒絶されず優しくありたいという思いを込めた。見えそうで見えない閉ざされた門扉の奥に緑が光り輝く明るい空間に引き込まれていくように、住むものにとっては確実な私的領域としての安全を保ちながら、明−暗−明の連続はその奥に営まれている幸せが、少し外にもれてくるような…。

COSMOS#2 -都市住宅2005-

「住宅の内部に都市を形成する」という想いがずっとどこかにあった気がする。現代日本の都市空間が持つエネルギーと呼応する住宅がつくれないか?  ということを主題とした。
もともとの住まいから独立して与えられた土地は前面道路に平行してあった駐車場跡地。この土地からして社会に直接放り出されたような状態にあって寄りどころがなく無防備に見えた。この無防備な地に安全なテリトリーを確保するように3層吹き抜けのコンクリートの箱が立ち上がった。外部には2層分の鉄骨の箱(プライベートエリア)が吊り下げられているがグランドレベルは解放されていて、屋根付き駐車スペースとなっている。箱の内は自由で、玄関扉を開けると既に3層分吹き抜け、全体が立体的な一室空間で構成されているがにわかにそれは気付かせない。3層目には木質のジョイスト梁で構成された和室が浮かぶ。さらに一方の躯体壁には本棚が壁面いっぱいに並び、空中ライブラリーとなった。そこは「躯体内都市」に解放された空間と呼ぶに相応しい住宅となった。

特集

LCSH

Low Cost Small House

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KANTA'S JANGLE

Low Cost Small House

所在地:愛知県

階数:地上2階建

敷地面積:176.53㎡

建築面積:101.85㎡(建蔽率 57.69% < 60%)

述床面積:161.70㎡(容積率 91.59% < 200%)

1階 84.00㎡、2階77.70㎡

​第一種住居地域、準防火地域、道路幅員 北西6m

​「新建築 住宅特集」2009年7月抜粋

喫茶店として使用していた鉄骨フレームを利用し、

予想以上の空間ヴォリュームが創造されている。

既存の2階建てに、もうひとつ床を組み込むことにより

三層の立体ジャングルが構成されている。

検査済証が残っていなかったため、「より危険性が

増大しない改修計画」に方向転換された。

躯体に係る荷重を軽減して、減じた荷重を超えない

​範囲でロフトが新設されている。

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喫茶店として使用していた

既存建物をリノベーション

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